ジャンパ線・USBケーブルが断線した
もうちょっと短い長さのケーブルが欲しい
USBケーブルの構造を知りたい
こんな疑問に対して、ケーブルを作るために必要なものと、ケーブルの仕組みについて紹介します。最終的には、自分でケーブルを作れるようになり、ちょっと長さが微妙な時や、断線してしまった時に緊急で自分で作れるようになります。
ジャンパ線を作るために必要なもの
電子工作をするときに、ブレッドボードに挿すだけで、導通するジャンパ線て非常に便利ですよね。ここでは、まず、ジャンパ線を作るために必要なものを紹介します。
ジャンパ線(オス・メス)
最初のほうはジャンパ線を作る際に、ミスしてしまうことが多いため、多めのセットを買うことをお勧めします。正式名称はQIコネクタと呼びます。
電線
それほど長い必要はないので、色違いのセットなどを持っておくと重宝します。
ニッパー
こだわりはないので、初心者の方は100均でも問題ないと思います。
圧着ペンチ
圧着ペンチはラチェット式になっていると、圧着部を確認し、調整しながら圧着することができるので、便利です。最初は私は、コネクタの先端部もつぶしてしまい、コネクタに上手に入らず苦労しました。
ワイヤーストリッパ―
上記がそろいましたら、ジャンパ線を作ってみましょう。
ジャンパ線(QIコネクタ)のつくり方
ジャンパ線はオス・メスがあり、下図のような形状となっています。どちらも、同様に銅線にカシメることで、作ります。カシメ部はこの四角で囲っている2か所となります。
では今回はオスのジャンパ線を作ってみましょう。
まずは銅線を適度な長さにニッパで切断し、ワイヤストリッパで被覆をはがします。被覆は7mm程度はがせばよいです。
オスピンに被覆をはがした銅線を入れます。
圧着ペンチを用いて1の部分をカシメをおこないます。その後、2のカシメを行います。同時にもできると思いますが、失敗が多くなるので、私は2回に分けてやっております。2回目はより細かい刃で圧着を行います。
圧着完了すると、このような形にカシメができます。
カシメが終わるったと、コネクタにピンを挿入します。コネクタには、ツメがついており、このツメでピンが抜けなくなっています。
ツメがかかると、カチっと音がしますので、そこまで差し込むと完成です。これで、好みの長さのジャンパ線を作ることができます。ちょうどいい長さのジャンパ線を作れると、電子工作品がコンパクトにまとまり、非常に便利になるのでおすすめです。