「プログラミングって難しそう…」「私たちにもインストールできるのかな?」「子どもが楽しめるか心配…」。これらは、プログラミングの世界に初めて足を踏み入れようとする小学生とその保護者の方々がよく抱える疑問や悩みです。この記事では、プログラミング言語「スクラッチ」のインストール方法をわかりやすくご紹介します。スクラッチは、子どもたちが楽しく学べるようにデザインされた初心者向けのプログラミング言語です。親子で一緒にステップバイステップで進めていきましょう!
・Scratchのインストール方法がわからない。。。
・自分のPCで使えるのかな。。。
大学院を卒業して、大手メーカで実際にプログラミングで自動化などを行っている私が、こんな疑問に答えます。
・プログラミング初心者の小学生
・子供を持つ保護者
・教育関係者
・プログラミング教育に興味を持つ一般の方々
スクラッチとは?
スクラッチは、視覚的なプログラミング言語で、特に子どもたちのために設計されています。コードを書く代わりに、「ブロック」と呼ばれる小さなパズルのピースを組み合わせることで、ゲームやアニメーションを作成します。この方法は、小学生にとって理解しやすく、楽しみながら学ぶことができるのです。
スクラッチの基本概要
スクラッチは、マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボによって開発された、子どもたち向けのプログラミング言語です。この言語の最大の特徴は、テキストベースの複雑なコーディングを必要とせず、視覚的なブロックを使ってプログラミングが行えることです。これにより、子どもたちは複雑な文法を学ばずに、プログラミングの基本的な概念を直感的に理解し、楽しく学ぶことができます。
なぜ小学生に適しているのか
- 視覚的学習: スクラッチはカラフルなブロックを使ったドラッグ&ドロップ式のインターフェースを採用しています。これにより、子どもたちはプログラムの流れを視覚的に捉えやすく、楽しみながら学習できます。
- 創造性の促進: スクラッチでは、ゲームやアニメーション、インタラクティブなストーリーなど、子どもたちの創造力を刺激するプロジェクトが簡単に作成できます。これにより、プログラミングを通じて自分のアイデアを形にする喜びを経験できます。
- 学習コミュニティ: スクラッチは世界中の子どもたちが使用しており、オンラインコミュニティでは作成したプロジェクトを共有したり、他のユーザーのプロジェクトから学んだりすることができます。これにより、協力しながら学び合う環境が育ちます。
- 基本的なプログラミングスキル: スクラッチは、ループや条件分岐、変数といった基本的なプログラミングの概念を導入します。これにより、子どもたちはゲームを作りながら、より高度なプログラミング言語への理解の基礎を築くことができます。
スクラッチは特に7歳から16歳の子どもたちを対象に設計されています。この言語が小学生に適している理由は、以下の通りです:
ChatGPTが普及し、今後は論理的思考力が重要となります。自分のアイディアをぜひ形にしていきましょう。
スクラッチのインストール手順
スクラッチのインストールは簡単です。まず、スクラッチの公式ウェブサイトにアクセスします。ここから、「スクラッチのダウンロード」セクションを見つけ、システムに合ったバージョンをダウンロードしてください。ダウンロード後、指示に従ってインストールを完了させます。
スクラッチのダウンロードに必要なPC環境
スクラッチをダウンロードする前に、お使いのPCが以下の基本要件を満たしているか確認しましょう:
- オペレーティングシステム(OS): Windows、macOS、またはChrome OS。
- メモリとストレージ: 少なくとも2GBのRAMと、インストールに必要な空き容量。
- インターネット接続: ダウンロードとアップデートのためには安定したインターネット接続が必要です。
上記確認の上、ダウンロードを進めます。
スクラッチのダウンロード手順
スクラッチのダウンロードとインストールは、以下のステップで簡単に行えます:
- スクラッチ公式ウェブサイトへアクセス: ブラウザで スクラッチ公式ウェブサイト にアクセスします。
- ダウンロードページへのナビゲーション: ウェブサイト上の「ダウンロード」セクションを見つけてクリックします。
- OSに合わせたバージョンの選択: 使用しているPCのOS(Windows、macOS、Chrome OS)に合ったダウンロードリンクを選びます。
- ダウンロードの開始: 選択したリンクをクリックすると、ダウンロードが自動的に開始されます。ファイルのサイズは比較的小さいので、ダウンロードには数分かかる程度です。
- インストールファイルの実行: ダウンロードが完了したら、ダウンロードフォルダにあるインストールファイル(例:ScratchInstaller.exe)をダブルクリックして実行します。
- インストールプロセスのフォロー: 画面に表示される指示に従ってインストールを進めます。通常、特別な設定を変更する必要はありません。
- インストールの完了: インストールが完了すると、スクラッチのアイコンがデスクトップまたはアプリケーションメニューに表示されます。これをクリックして、スクラッチを開始できます。
では実際にやっていきます。直接ダウンロード
ダウンロード完了したら、exeファイルを実行。
どちらでもいいです。今回は、現在のユーザのみにインストールする。
完了を押します。
どちらでもよいですが、共有しないにします。
スクラッチが軌道されます。非常に簡単です。
これで準備完了です。
スクラッチの最初のプロジェクト
インストールが完了したら、最初のプロジェクトに挑戦しましょう。スクラッチでは、猫を動かしたり、音楽を鳴らしたりする簡単なプロジェクトから始めることができます。色とりどりのブロックをドラッグ&ドロップして、独自のプログラムを作成します。
スクラッチの基本的な操作方法
スクラッチでは、プロジェクトを作成するために「スプライト」と「ステージ」、そして「ブロック」を使用します。スプライトは動きやアクションを行うキャラクター、ステージは背景、ブロックはプログラミングの命令です。
- スプライトの選択: スクラッチを開くと、デフォルトのスプライトとして猫のキャラクターが表示されます。
- ステージの設定: ステージエリアでは背景を選択し、プロジェクトの舞台を設定できます。
- ブロックの使用: ブロックは命令やアクションを表し、これを組み合わせてプログラムを作成します。
最初のプロジェクト:簡単なアニメーション作成
最初のプロジェクトとして、スプライトを動かす簡単なアニメーションを作成しましょう。
- プロジェクトの作成: スクラッチを開き、「新規プロジェクト」をクリックします。
- スプライトの選択: 既存の猫のスプライトを使用するか、新しいスプライトを選択します。
- 動きブロックの追加: 「動き」カテゴリから「10歩動かす」ブロックを選び、ドラッグしてスクリプトエリアに置きます。
- イベントブロックの設定: 「イベント」カテゴリから「緑の旗がクリックされたとき」ブロックを選び、動きブロックの上に接続します。
実行と結果
- プログラムの実行: スクリプトをセットアップしたら、ステージ上の緑の旗をクリックしてプログラムを実行します。
- アニメーションの観察: 緑の旗をクリックすると、スプライトが10歩動くアニメーションが実行されます。
拡張と実験
この基本的なアニメーションを作成したら、次のようにして拡張してみましょう:
- 異なる動きブロックの追加: 「左に回転」「右に回転」など、他の動きブロックを追加してみます。
- ループの利用: 「制御」カテゴリから「繰り返す」ブロックを使い、動作を何度も繰り返すようにします。
- 条件分岐の導入: 「もし~なら」ブロックを使用して、条件に応じた動きをさせてみます。
今回は実際に動画を作成したので、見てください。条件分岐などについては、今後の記載していきます。
プログラミングを楽しむためのヒント
プログラミングを学ぶ最も重要な部分は、楽しむことです。子どもたちが興味を持ち続けるように、プロジェクトに自分のアイデアを取り入れましょう。また、親御さんがプロジェクトに参加し、一緒に楽しむことで、子どもたちはさらにやる気を出します。